吃音症の原因と家庭環境の関係｜怒鳴り声など

一般的な吃音症は幼少から始まり、4歳ごろが一番ピークだと言います。

そして、10代になると99%の子供が吃音症を改善しているのです。

慢性的な吃音症になっている子供の場合は、その症状が小学校ぐらいでもはっきり見られます。

そして、大きくなっても状況が変わらないのです。

もちろん、そのような子供はごくわずかです。

吃音症は指摘されることによって、症状が悪化します。

緊張のためにうまくしゃべれなくなるからです。

子供の時の家庭環境の影響を指摘する人もいます。

親自身が吃音症の場合、親からの遺伝によって子供もどもってしまうのではないかと、心配される方も沢山いると思いますが、どもりは親の遺伝によるものではなく、まして子供のせいでもありません。

ただ、１つの有力な原因として、子供が受けるストレスに関係している可能性が高い事です。

厳しい躾など、家庭環境に対するストレスや、転向など環境の変化に対するストレス、他にも何かしら嫌な経験から起きるトラウマなどです。

このストレスやトラウマを「どの程度受けると吃音症になる」など明確な事はわかりません。

子供1人1人の資質が関係してきますので、ストレスとうまく付き合う事が出来る子や、ストレスで精神的に辛くなってしまう子など、みんな違います。

ただし、通常考えられないような、異常な家庭環境（虐待など）に関しては別問題です。

幼児のどもりが親のしつけが原因である例が近年増えているのだそうです。

まだ小さい子に向かって、まるで大人に接するかのように怒鳴り声を上げる親を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

小さなうちは、なにかと失敗して当たり前なのです。

それなのに必要以上に過剰反応して親が厳しくすることで、子供はストレスを感じてどもりを起こしてしまうのです。

幼児期のどもりは、治す可能性が高いのだそうです。

もし、子供がどもっても無理に治そうとはせず、気長に構えましょう。

また、親は自分の子どもへの接し方が厳しすぎないかということも、改めて考えることも重要ですね。