吃音と緊張の関係についての情報です。
イメージでは関係してそうですが。
どうでしょうか。
人前で緊張することは普通の人でも当たり前のことです。
別にどもりがなかったとしても、人前で頭が真っ白になって冷や汗をかいて一言もまともに話せないという人はいます。
では、こうした赤面症やあがり症は、どもることと全く関係がないのでしょうか。
吃音の人は社交不安障害という症状に非常にかかりやすいという特徴があります。単なる赤面症が、時間が経てば慣れていくのに対して、社交不安障害は人がいるところではずっと不安になるという特徴があります。
また、単に赤面するだけではなく、意識が遠くなる、息がしにくくなる、といった脳内の神経伝達物質の過剰分泌に特有の症状も出ます。
ここまでくると、どもりと赤面症あがり症は直接的には無関係かもしれませんが、関係したときには、非常に大きな問題となりやすい、と言ってよいと思います。
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それを考えると、吃音者の場合は「吃音だから緊張する」が正解です。
非吃音者の場合であれば「緊張するから吃音になる」が正解と言えるでしょう。
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緊張や震えを、自分自身が恐れていることの証明であると解釈する人はそれを必死で抑えたり隠したりするでしょう。でも本来「震えるべき」ところでそれを抑え込んでしまうので、ますます体の緊張は強まって圧倒されてしまいます。吃音もより重くなります。
とにかく、緊張や震えを隠したり抑えたり、緊張していないフリなどしないことです。あなたが知るべきことは、緊張していたとしても、それがスピーチやプレゼンなどに必ずしも悪影響を与えるわけではないこと、そして目指すべきは緊張していても、ブルブルと震えていても目の前の目的を果たすことに集中できるようになることです。
緊張や震えなどの生理反応をどう解釈するのか、ということ。そして緊張しても震えても、目の前の目的に集中するということです。
これが不快な緊張への1番の「処方箋」になることでしょう。お金も掛かりませんし、副作用もありません。それでいて、素晴らしい結果をもたらしてくれます。さっそく、試してみてください。
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そうすると、余計にどもってしまったりします。まずは、深呼吸をして、話す前にイメージトレーニングをしてみましょう。そして、ゆっくりと話すようにしてみると効果的です。
すると、以外にも、身体の余分な力が抜け、上手く話すことができるのです。ただし、それでも、どうしてもどもってしまうことがあるかもしれません。
しかし、以前と比較してどうか、など、過去を振り返ってみてください。案外、上手く話せていることに気づくはずです。
大事なのは、自己肯定感を持つこと、身体の余分な力を抜くこと、そして、意識的にゆっくりと話すことを心がけましょう。
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◆まとめ
吃音症の方の場合は、自分が吃音だから緊張するということはあると思います。
ただ、緊張している方がどもったとき、それが吃音症かといえばそうではありません。
緊張だけが原因で、吃音症を発症することはないです。
そのため、関係はあまり無いといえるでしょう。