吃音症の原因にストレスは関係しているのかのお話です。
吃音症状の方なら誰でも体験していることですが、ストレスがかかりやすい状況場合、当然、吃音になりやすいです。
電話、人前で話す時、上司の前など特にストレスがかかります。
そういった時はより吃音が酷くなります。
あなたも実感しているように、確かに、吃音とストレスは関係しています。
ですが、最近の研究ではあくまでそれは吃音の原因と呼べるものではなく、あくまで吃音を酷さを増減させる関係であるとされています。
ただ、ストレスが自律神経に影響を与え、引き金となっているのも事実です。
ですので、吃音を改善させるには脳の問題と、それにプラスしてストレスなど、心の問題の両方に働きかけなればいけません。
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私たちの脳にある「海馬」と呼ばれる記憶を司る器官はストレスに対して非常によく反応し、程よいストレスなら良い刺激になるので良いことなのですが、過剰なストレスを感じ続けると脳の動きそのものが鈍くなってしまい、上手に言葉が出てこなくなります。
ストレスだけをコントロールして吃音を治そうというのは難しいですが、ストレスを減らすことは吃音が出る確率を減らすことにつながります。
ストレスを感じやすい人ほど吃音が出やすいので、会話の時いかにそのストレスを和らげるかというのが問題になってきます。
少しでも上手く話せるようになることで自信が芽生え、その自信を積み重ねる必要があります。
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あくまでも間接的なものと思ってください。
吃音がある人が、会話をする時って、自分がどもることを自覚していますので、喋ることに対してストレスを感じています。
吃音が出れば出るほどストレスになりますし、しっかりと喋ろうと思えば思うほど、それがストレスになっているわけです。
もちろん、緊張することで、大きくストレスを受けることになります。
早い話、悪循環になっているわけですね。
ストレスは自立神経と大きく関係して、交感神経が過剰に働くことから起きてしまいます。
ストレスをなくすためには、副交感神経を優位にさせる必要があります。
交感神経が過剰になったままの状態では、吃音症もそうですが、健康面では高血圧、高血糖、胃炎、胃潰瘍、免疫力の低下、不眠、うつ病など。
あらゆる疾患を引き起こてしまいます。
ですので、過度にストレスを溜めると吃音症を酷くさせるのもそうですが、健康面でも悪い状態になることを理解してください。
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◆まとめ
ストレスは吃音症の直接の原因ということではなく、吃音の症状に影響する要因の一つであるとしています。
ストレスを緩和して吃音を治すということは難しいですが、ストレスを減らすことは吃音の症状を和らげることにつながります。