吃音とうつ病の関係についての情報です。
関係がありそうなイメージを持ってしまいますが、実際のところはどうでしょうか。
まず、最初に書いておかなければならないことですが、うつ病と吃音は直接関係がありません。しかし、吃音の人で、うつ病になる人が決して少なくないことも指摘しておくべきでしょう。
吃音のある人でストレスに対する耐性が強くない人は、吃音に対する不安やネガティヴな感情をきっかけにうつ病や不安障害を引き起こすことは十分に考えられます。実際に、吃音の持ち主で自殺まで考えてしまう人がいます。
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どもり(吃音)の方は、「人前でうまく話せるか」「どもったりしないか」と不安で、いっぱいです。
このように、どもり(吃音)の方は、常に不安を抱えて生活しています。このような不安に対する耐性がない方の場合、うつ病になりやすいのです。
実際に、どもり(吃音)のかる方が、うつ病を発症して自殺まで考えてしまうことがあるのです。
だからといって、どもり(吃音)がある方が、すべて、うつ病になるとは限りません。
それは、どもり(吃音)とうつ病は、直接関係がないからです。どもり(吃音)のある方が、とにかく物事を悪い方に考えてしまって、それが原因でうつ病を発症することがあるかもしれません。
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例えば、学校や職場で、同級生や先生・同僚や上司からの陰湿なからかいやいじめ・パワハラ、
言葉の問題で就職や転職がなかなかできない、やっと入った職場での仕事に大きな支障が出る、などです。
家庭においても、どもりの悩みを家族に理解してもらえないことにより次第にうつ状態となり・・・、学校や職場を休みがちになりついには引きこもりになることは、決してまれなことではありません。
吃音者は100人いればそのどもりは百様です。
悪い方向にも楽観的な方向にも偏った考え方をせずに、柔軟かつプラクティカルに考えていきましょう。
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それでも周囲が吃音症の事を理解している場合であれば、からかう事やいじめに遭う事もないでしょう。
ですが、残念ながら、それは少数の人達です。
まだまだ、吃音症の事を理解していない方が多いのも事実になります。
では、うつ病にならないためにはどうすればいいのか?
それは、吃音症を治せばいいわけですが、それがなかなか難しいんですよね。
ですので、吃音症を改善するトレーニングを行うようにしてください。
また、なんとなく、元気がなかったり、やる気がでないような症状が続くようであれば、そのまま我慢してはいけません。
その場合は、心療内科や精神科医などでカウンセリングを受けて治療が必要な場合は、しっかりと治すことが重要です。
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◆まとめ
吃音とうつ病は関係はありません。
ただ、ストレスに対する耐性が強くない人は、吃音症によってストレスを受け、それが原因でうつ病になってしまうことがあります。
それだけ、吃音症はつらい病気だと言えます。
もし、つらい場合は、心療内科や精神科医に相談することが重要です。