吃音の薬でドーパミンに関する情報です。

 

 

 

 

吃音にとってドーパミンレベルの違いは重要な要素です。
ドーパミミンは中枢神経系の神経伝達物質です。

脳内のドーパミンレベルによって伝達信号が上手く働くようにまります。
つまり、「スムーズに話せるか」「上手く話せないか」その影響が強くでてしまいます。

ドーパミンはアミノ酸フェニルアラニンそして、チロシンから造られます。
これらの2つの成分は、「たんぱく質」の構成要素となっています。

この2つを成分を摂取する対策は「たんぱく質」肉などですね、それらをきちんと取ることによってドーパミンレベルが上がります。

「たんぱく質」の中でも、大豆やチーズ、たけのこなどはチロシンが多く含まれているのでドーパミンレベルに影響を与えます。

実際、フェニルアラニンやチロシンなどのサプリメントなどが販売されています。

もしこれらをサプリメントで接収しよとする時は、
いきなり本番前に飲むのでなくて、試しに何度か飲んでみて、「自分の体調」「精神状態の変化」を観察してみてください。

基本、サプリメントは薬とは違い、「効いているかどうか実感がないなー」というものがほとんどだと思います。

私自身はサプリメントによる改善は特におすすめしておりません。

なぜなら、吃音者は特にサプリメントや薬による療法に手をだすと、そのサプリメントの薬依存になりやすい傾向があります。

吃音症状の対策は外部的な者に頼らず。自分自身で改善していくことが王道だということを覚えておいて欲しいと思います。

出典

吃音症の消滅

 

 

 

◆ドーパミン阻害薬

ドーパミン阻害薬はおそらく吃音治療の現場で最も使われている薬ではないかと思います。これは唯一吃音改善に効果があったという研究報告があります。

アメリカの研究例となりますが、2004年にドーパミン阻害薬「Olanzapine」を6週間、吃音者の飲んでもらったところ30%ほどの改善が見られたということです。

ドーパミン阻害薬は副作用として強烈に眠くなったり、身体がだるくなったりしやすく、仮に効果的だったとしても実用的でなかったからだと言われています。

◆SSRI

抗うつ剤の一種で脳内のセロトニンを増やす効果があるとされています。具体的にはパキシル、ルボックス、デプロメールといった薬がこれにあたります。

吃音に直接効果があるというよりは、吃音と併発しやすい鬱や社交不安障害(SAD)への効果を狙っているようです。こちらも即効性はなく、先ほどのドーパミン阻害薬と同様、強い眠気に襲われるという副作用があります。

◆βブロッカー

βブロッカーは、簡単に言うと心拍数をコントロールするための薬です。インデラル、テノーミンなどがこれにあたります。

副作用は低血圧、末端の冷え性、不眠、だるさ、強い吐き気といったものが挙げられ、これまた日常的に使うことは難しいでしょう。

そもそも治療薬ではなく、症状を緩和するための薬です。

◆ベンゾジアゼピン

これは抗不安薬です。筋弛緩剤として使われていますので、緊張を解きほぐす、要は精神安定剤ですね。パニック障害、発作、不安、興奮などに効果があります。

しかし、長期的に飲んでしまうと薬物依存症や、身体的、精神的に重大な健康を害するおそれがあるため推奨されていません。もし処方されるとしても面接やスピーチなど一時的な服用のためだと思います。

絶対に医師の処方に従ってください。

◆オランザピン

こちらは抗精神病薬です。もともとは統合失調症やうつ病などに利用される薬ですが、吃音症の方にも処方されることあるとのこと。

比較的多い副作用としては体重増加、食欲増進があります。単純に食べすぎてしまうようです。また、眠くなりやすいことからこちらも日常的に飲むことはできないでしょう。

出典

吃音治療院

 

 

 

吃音の薬物療法は、ドーパミン阻害薬が使用されることが多い。

アメリカの研究で吃音者がドーパミン阻害薬を6週間服用したところ、吃音が約30%改善したとの報告がある。
この30%というのは、10回どもる所を7回に減少させたということだ。

ドーパミン阻害薬には大きな欠点がある。
それは眠気、脱力感、口渇感などの副作用だ。
特に眠気は、大変強烈なもので日常生活の大きな障害となる。
仕事や車を運転することがとても難しくなるため、一般的な生活を送っている人には服用を続けるのは難しいと言える。

出典

吃音データベース

 

 

◆まとめ

 

ドーパミンは中枢神経系の神経伝達物質で、吃音にとってドーパミンは重要です。

 

脳内のドーパミンの状況によってうまく話せるかが変わります。

 

 

ドーパミンに関する薬にはドーパミン阻害薬という薬があって、割と効果が見込めます。

 

副作用としては、強烈に眠くなったり、身体がだるくなったりすることがあります。