吃音の薬の市販のものについて｜精神安定剤は

市販薬にも鎮静剤として一般的に売られているものはあります。

ただ、副作用が強かったり人それぞれの症状に合った量を判断するのが難しかったり、癖になるために販売規制が厳しく値段も高いものが多いのが実情です。

ですからできれば薬物治療で改善していきたい場合は医師の処方する薬を正しい用量を守って服用した方が良いですね。

薬物治療によって症状を抑えることはできても、根本的な解決はやはりトラウマを払拭するような心の治療やトレーニングをする必要があります。

ただし精神安定剤には副作用もあります。

落ち着く反面、眠気を感じたり、その割に夜眠れなくなってしまったり、

食欲が出る分太りやすくなったりといった副作用で別の薬も飲むことになる人もいます。

また依存性があり薬が無いと不安で飲み過ぎてしまうなどの可能性もあります。

吃音は市販の薬で治すことが出来るのか？

市販の薬で吃音を治すものは存在しません。
また、吃音そのものを薬では治すことが出来ないとされています。
吃音は詳しい原因が解明されておらず、対処療法も確立されているとは言い難い状態です。

ただし、吃音はストレスや緊張によって症状が悪化していくことは広く知られています。
現在は、この緊張や不安感を和らげる薬が
吃音治療に使えるほぼ唯一の薬ではないかと考えられています。

緊張を和らげるには、抗ヒスタミン剤というものが使われる場合があり、
容量は少ないですが市販されているものもあります。

抗ヒスタミン剤には強い眠気を引き起こすという作用もあるため、
服用時には運転を避けたりする配慮が必要になります。

「吃音がひどい時に安心！」
と思うかもしれません。

ですが市販の薬は
基本的に吃音は治りません。

そもそも薬は表面的な症状を
抑えるだけです。