吃音の障害者手帳のメリット・デメリット

◆税控除などが受けられる

身体障害者手帳を取得すると、所得税の控除額が27万円（住民税は26万円）附加されます。サラリーマンの方は、年末調整で、会社の担当課に申し出てください。また、自営業者など確定申告をする方は、確定申告時にその旨を記載してください。そうすると、住民税の計算にも適用されます。

まず、吃音きつおんは改善し、克服しなければならないという考えから解放され、吃音きつおんが病気や障害として周囲に認められることで、職場で差別やイジメを受けるような生きづらい環境が変わり、吃音きつおん者の人権が認められるようになります。

障害者雇用枠で採用されますので、企業にとってもメリットがあり、就職のハンディが軽くなります。

障害年金は3級からですが、4級からでも所得税、住民税など税の控除、上下水道料金の割引、公営住宅の優先入居、交通機関の運賃割引などのサービスが受けられます。

◆障害者手帳を交付されることのデメリット

障害者雇用枠で採用されるということは、一般採用に比べて給料が抑えられる可能性が高いです。もし、仕事上に必要な才能や技術を持っている場合は、不当に評価されてしまうことになります。

また、吃音きつおん者はある場面では声が出にくいですが、普段は普通にしゃべることが可能なので、完璧な障害者としては見られず、周囲から「ズルい」と言われたり、後ろ指を指されたりする可能性もあると考えた方が良いでしょう。

吃音障害手帳のメリットは？

・所得税が級に応じて控除（２７万円。１級は特別障害者なので４０万）

・住民税が控除される（２６万円。１級は３０万）

・相続税や贈与税の控除や非課税

・東京都の場合は都営交通、都バスの交通費が無料

・都立公園や都立博物館や動物園の入場が無料

・その他の民営バスの多くが半額

・その他民間博物館入館料が半額になるところが多い

・都営駐車場利用が無料

・映画館利用額が1000円

・障害者雇用で環境の整った大手企業での就労が可能

・生活保護の障害者加算（1級または2級）

・家賃が激安の都営住宅優先入居抽選率増と減額
・携帯電話の基本料減額（ソフトバンクはハートフレンド割引適用でホワイトプランが無料になります）

このようなことがあります。