吃音の簡単な治し方

例えば、「いらっしゃいませー！」という言葉の場合、私の場合は、「いっ！らっらっしゃいせ」みたいになっちゃってました。

けど、「いらっしゃいませ」と言う前に、誰にも分からないぐらいの小さな声で素早く「いらっしゃいませ」と声に出した後に、

普通の声の大きさで「いらっしゃいませぇー！」と言うとかなりの確率で改善できました。

一度、発語する前に、小さな声で予備練習するんです。

緊張や体のこわばりで言葉を発する際は、普通の人よりも呼吸が浅くなっています。

言葉を発する前に、大きく深呼吸するといいですよ。

吃音症の治し方でよく取り入れられるトレーニングを少し紹介します。

治し方はいたって簡単な方法ですが、普段の会話をゆっくり行うことを意識すること。

吃音症を無意識に隠そうと早口になってしまう方が多いので、ゆっくり一音一音の言葉を丁寧に話すトレーニングです。

また会話をしやすい空間で、難しい会話も使うように意識することも、吃音症を治すトレーニングとして勧められています。

緊張状態を少しでも緩和した状態の方が、結果にも現れやすくなり、克服への意欲が高まります。

●違う言葉を前につける

言いにくい言葉を言わなければならないときは、言いやすい言葉をその前につけて一気に発音してしまう方法です。

「お世話になります」　→　「どうもお世話になります」

「秋元さん」→「事務の秋元さん」

「吉田です（自己紹介）」→「新人の吉田です」

多少、不自然に感じられても、無言状態を続けるよりは遥かにいいです。

●単語を言い換える

意味は同じでも言い方が違うものは結構あります。

代替できる言葉があるのであれば言いやすいほうで言いましょう。

「男」→「男性」

「女」→「女性」

「もしもし秋元ですけど」→「すいません秋元ですけど」

「愛してる」→「大好きだよ」

「パソコン」→「PC」

「家」→「自宅」

「お母さん」→「母」

この方法は結構使えますよ。

●最初の文字を小さく言う

言葉の最初の文字が母音の場合、言えないことが多いので、そういうときはその母音を小さく発音します。

「お世話になります」であれば、

「ぉせわになります」といった感じで「せ」から発音するぐらいの言い方で大丈夫です。

「おはようございます」なら「はようございます」に小さい「ぉ」を少し添える感じです。

これも結構使えます。