吃音症の方に向いている仕事についての情報です。

 

 

 

 

◆デザイナー

本、雑誌、WEBなど何かと重宝されるデザイナー。打ち合わせなどで少人数でヒアリングしたりすることはあるかもしれませんが、大抵は顔見知りで不特定多数の大勢の前でなにかをする、大声を出す、まとめあげるというような機会はめったにありません。

◆プログラマー

デザイナーと同じです。プレゼンしたり、大声を出したりする機会はありません。あったとしても営業についていって客先でヒアリングするぐらいでしょうか。

それよりは黙々と仕事することを求められ、ロジカルにプログラムを組み、ロジカルにバグを潰していくという仕事は吃音きつおん者にうってつけではないでしょうか。

◆トレーダー

株やFXで稼ぐトレーダーです。まず吃音きつおんに恐れるような機会はないですね。むしろプライベートで結婚式スピーチを頼まれるぐらいかもしれません。

トレーダーは収入が不安定ですが、実際にこれで食べて行けている人もいます。こちらもレーダーチャートや企業をもくもくと研究しながらお金を稼ぐのは吃音きつおん者に向いていると思います。

◆ブロガー、ライター

最近増えてきている職ですね。私もまぁブロガーです。セミナーをしない限りは人前で話す機会なんてありません。

ブロガーは副業的なイメージも今や昔。今や人気ブロガーでなくても普通に月100万円以上を稼げる職種です(私は違いますが・・・)。

自分でブログを持っていなくても寄稿するライターという働き方もあります。

◆アフィリエイター

ブロガーと似ていますが、違います。言ってしまえば広告代理業ですね。企業の商品を代わりに宣伝して販売する仕事です。提供された商品を紹介するだけですから、極論打ち合わせの機会さえもありません。

ブロガーとは異なりマーケティングの知識も必要ですが、コツコツやれば月収100万円はざらにいる職業です。中には主婦で年収億超えの人もいたりと、なんとも夢のある職業です。

◆研究職

メーカー全般に存在する職と考えていいでしょう。上司・部下といった上下関係も薄く、派閥もないためストレスなく働けることでしょう。

接客などもないことからよくある挨拶トレーニングや場馴れをさせるための1分間スピーチみたいなものも存在しません。年収や休日も多いのでおすすめです。

出典

吃音治療院

 

 

 

◆プログラマー

プログラマーは吃音者がもっとも就きやすい職種です。論理的な思考とプログラムの勉強が苦にならなければ、誰でも仕事に就けます。

SEと違ってクライアントの要望を聞いたり、社内の関係部署とコミュニケーション力を求められることもありませんし、人前でスピーチをしたり、電話を取ることもほとんどありません。

◆CAD/CAMオペレータ

製造業のものづくりの現場で活躍するCADオペレータは、コンピュータを使ってデザイン(作図・設計)します。CAMオペレータは製品を製造するときに、CADで作図された形状データを入力し、加工用工作機械の製造プログラムを作成します。

どちらも「ものづくり」に興味があり、コツコツ仕事を進める持久力と段取り能力が求められますが、仕事をする上で電話を取ったり、人と交渉したりすることはないので、吃音者の心理的負担が少ないです。

◆イラストレーター、ライター

話すことに障害がある分、他の分野で表現する才能を持っている人が少なくありません。ライターも文章を書くことならスラスラ自分を表現できるという吃音者に向いています。

◆技術職

印刷機オペレータ、機械工、板金塗装など製造業で専門職となる技術職は向いています。話すことが苦手でも、仕事に特に支障はありません。長く仕事をしてくためにも、技術職として経験を積んだ方が収入アップを期待できます。

◆接客業、営業

意外かも知れませんが、吃音者だから接客業や営業に向いているということがあります。吃音者の83%は接客業に一番大切な共感力に優れているというデータがあるのです。

お客様の多くは話の上手な人から商品を買うより、自分のことを理解してくれる人から購入したいと思うものです。また、吃音で話しベタなために警戒されにくく、信頼が得られやすいです。

出典

吃音モンキーによるどもり改善術

 

 

◆まとめ

 

吃音症の方に、向いている仕事として以下のものが主に挙げられます。

 

・プログラマー

 

・CAD/CAMオペレータ

 

・イラストレーター

 

・技術職

 

・接客業、営業

 

・デザイナー

 

・トレーダー

 

・ブロガー、アフィリエイター

 

・ライター

 

・研究職

 

などあります。

 

 

多くは、人と関わることがメインではない職業ですが、気になるのは「接客業、営業」だと思います。

 

その理由としては、吃音の方は接客業に一番大切な共感力に優れているというデータがあるということです。