吃音は大人になってから発症することも

どもりと言うのは、幼児期に多いのですが、
大人が突然どもってしまことはあるのか？

実際のところは、普通にあることです。

大人になってから、急にどもりになってしまう人は決して少なくないんですね。

ですが、なぜ突然どもりになってしまうのか？

その原因には何があるのか？

それには、次の２つが大きく関係しています。

・ストレス

・自律神経の失調

この２つです。

また、自律神経の乱れもどもりの原因とされています。

自律神経の乱れに関して言うと、仕事や人間関係のストレス、
不規則な生活習慣などが大きく関係しています。

ちょっとしたことでも、自律神経は乱れるので注意しなければいけません。

なるべくストレスを溜め込まないで上手に発散させるようにして、
リラックスできる時間を作ることが重要になります。

仕事でストレスが溜まっているようなら早目に寝るなどして、
体を休ませることが大事です。

「吃音者と非吃音者の違い」は
「どもりを認識しているかどうか」です。

大人でも子供でも
基本的に吃音の原因は一緒です。

今まで吃音が出なかったのは
「吃音が気にならないほど
夢中な物があったから」です。

「吃音がこれまであったけど
隠れていた」と考えてください。

今まで平気だったのに、なぜ大人になってからどもるようになってしまうのか。その原因を見ていきましょう。

いまの最新治療における吃音は、遺伝や脳のはたらきなどの外因性要因やストレスなどの心因性要因など、複数の要因が重なって起きることが分かってきているのです。
　
生活習慣病やがんなどを見ても分かる通り、大人になるほど身体のリズムは崩れやすくなりストレスも増えるので、大人になってから原因が積み重なり吃音が発症することがあります。

大人になってからの吃音は、幼児期の頃のように気にせず自然治癒を待つのは困難です。
社会に出ている以上、職場で不便を感じてストレスが積み重なったりと、治りにくくなる要素が増えてくるからです。
そのため医師による吃音治療を受けるのも視野に入ってきますが、なかなか時間が取れずに対策ができないままずるずると悩んでいる人も多いのではないかと思います。

ですが吃音治療は短くても数か月単位の時間がかかるもの。まずは焦らずに原因を見極め、日常の中でできるところから改善していきましょう。

大人が吃音になる原因はなんでしょうか？
大人になってから吃音になる人の特徴しては、ストレスを溜めやすい人、
元々吃音になりやすい体質だった人、感受性の高い人です。

特に、仕事でのストレスは、責任感や緊張感からなかなか解消する時間もなく、
どんどんため込んで行ってしまう場合が多くあります。

営業や電話対応などで流暢に話すことを常に求められる環境で、
もともと吃音の傾向がある人が臨機応変な対応をすることは相当のストレスになります。

大人の吃音へは、まずストレスを解消することが悪化を食い止める第一歩です。

吃音を治そうと意識することは、吃音に対するコンプレックスを抱える、
つまり吃音に対してストレスを抱えることになるため、
治療より今後どう吃音と向き合っていくかを考える方が良いでしょう。

大切なのは意識の改革です。最初は難しいかもしれませんが、吃音は仕方ない、
と割り切ってしまうことも人によっては効果的である場合があります。

また、言葉に詰まってしまう場合は、自分が言葉を発する際に意識して
一呼吸間をおくようにするということも出来ます。

吃音によって言葉に詰まってしまったのではなく、
意識的に間を置いているんだ、という認識に変わることで
吃音による緊張感を緩和できる効果があります。