吃音の方の自己紹介のときの対策方法についての情報です。
吃音者は電話の応対や、自己紹介が苦手な人が多くいます。どちらも接する機会は多いですね。
電話は相手が見えないので自分の言葉だけしか伝わらない。
そのために余計に吃音に意識が集中することで、声が詰まってしまうのです。
自己紹介は、多くの場合初対面の人に対して行うため、吃音を知られるのが恥ずかしくって、
隠そうとするために余計に意識してしまいどもるのです。
「ちゃんと言わなきゃ」と思うあまり意識が話すことに向き過ぎると、どもってしまいます。
吃音の性質は、意識すればするほどどもるという性質があるのです。
このように「頑張りすぎる=どもりやすくなる」ならば「がんばらない(力を抜く)=どもりにくくなる」と言えるのです。
これはとても大切なことですから、記憶しておきましょう。
自己紹介が苦手だという対策はないのでしょうか。今すぐに効果がでる方法はありません。
しかし吃音で恥ずかしいと思っているのは自分だけかもしれないのです。
聞き手から見れば、「あ、出だしで噛んだな」くらいにしか思われないかもしれないのです。
非吃音者だって、自己紹介で緊張するし、噛むことだって十分ありうることです。
ここは吃音を意識の外に追いやって、開き直って自己紹介に挑戦してください。
例えどもることがばれてもいいではありませんか。隠し通すよりずっと楽になります。
出典
吃音者にとって、自己紹介ほど怖いものはありません。
私の場合は、年始に毎年全社員100名ほどが一つの部屋に集まり今年の抱負を1人ずつ言っていく、と言う儀式があり、これは私は「地獄の儀式」と呼んでいました。
私は普段は「ア」「カ」「タ」が言えないのですが、この時ばかりはどんな言葉でもつまってしまい、ふだん言えている言葉ですらも出てこないのです・・・
私は周りからは極度の緊張症だと思われていますが、どもりだとはほんの数人の気の許せる友達にしか話していません。
話がそれてしまいましたが、自己紹介だけなら対策が立てられます。自分の話しやすい言葉で自己紹介の内容を予め組み立ててしまうことです。
そして何回もリハーサルをします。それでもどもることもありますが、練習をすることは大切です。
どもりでも何でもそうですが、いきなり100が0になることはありません。少しずつ、どもらない成功体験を積み重ねることが自信につながり、どもらない未来を作っていきます。
出典
◆まとめ
吃音の方のなかには自己紹介が苦手という方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、自己紹介時の対策方法についてご紹介します。
まず、意識しすぎないということです。
意識すればするほどどもりやすくなります。
どもってもいいやくらいの気持ちでいいのです。
後は、自分の話しやすい言葉を使って自己紹介をすることです。
また、練習することで自信をつけるのも効果的です。