お子さんがどもっていると心配だと思います。
こちらでチェックして参考にしてください。
まず、吃音症は大きく軽度、中度、重度に分けることができます。では、軽度のどもりから見ていきましょう。
軽度の特徴としては、たとえば「おはようございます」「ありがとう」「ごめんなさい」といった決まりきった言葉がどもってしまったり、自分が言いにくい言葉を言いやすい言葉として言い換えてしまう傾向があります。
また、早口で話すことから人に聞き返されたり、電話の際も話すのが苦手と思うあまり、変な間が空いたり言葉に詰るといったことが見られます。
続いて中度のどもりです。中度の場合は自分が言いにくい言葉を軽度よりも頻繁に言い換えてしまったり、家族や気心の知れた友人との会話でもどもりが見られます。
また、他人から聞かれた言葉にうまく答えられずに焦ってしまい、言葉がなかなか出なくなってしまうといったことも見られます。
最後が重度のどもりです。重度の場合は話をする際、体全体がこわばってしまいます。そして、決った言葉で必ず詰ったり、どもったりといったことが見られます。
重度の方々は話をする際、息を吸い込んで一瞬止めてから話したり、話しやすい言葉と話しづらい言葉とを分けて話す傾向があるので、会話自体が非常に疲れてしまうといった特徴があります。
このようなことをチェックすることで自分の吃音のレベルがある程度わかるわけですが、自分の言葉を録音して聴いてみると、よりいっそうわかりやすいでしょう。
そして、自分の話の吃音の割合が5%以下なら軽度、10%から15%程度なら中度、20%以上なら重度なので、レベルによっては医師に相談されることをお勧めします。
出典
子どもに吃音治療が必要かどうか。
これを考える時の目安は、いろいろなところで見ることができます。
ただ、この目安…問題が問題なだけに、表現も曖昧でわかりにくいと感じたことはありませんか?
例えばよく言われる
1、家族や親族に吃音者がいるかどうか
2、三歳半をこえていも吃音が続いているかどうか
3、6ヶ月以上吃音が続いているかどうか
4、子ども自身が吃音を気にしているかどうか
5、吃音がどんどんひどくなっているかどうか
6、顔面や上半身に筋肉の硬直などの様子が見られるか
という6つの目安。
一見すると簡単に判断できそうに思えますが、実際に行おうと思うと意外と難しいものなのです。
なぜなら、子どもは親の前と他の人の前で態度をかえたり、言葉遣いをかえたりするものだからです。
親だから全てを把握できるというわけではありません。
また、吃音は、日によっても出具合の違う、波のあるものでもあります。
それらを踏まえると、これらの目安はあくまで「目安」として捉えると良いということが見えてくるのです。
出典
吃音を改善して就職!どもりの原因や治療方法を徹底解説|吃音の人事
◆まとめ
お子さんの吃音症のチェックとしては、いつも話している言葉、例えば「おはようございます」や「ありがとう」などをどもるかどうかを見ます。
また、他にも言いにくい言葉を言いかえたり言葉が出ないなども見られた場合は注意が必要です。
あとは、「家族や親族に吃音者がいるかどうか」や「三歳半をこえていも吃音が続いているかどうか」など上記にある6つの項目もチェックしてみてください。