吃音に効果的な呼吸法についての情報です。
手軽にできるので、ぜひ試してみてください。
吃音のある方は、人前で話す場面になると不安が募り緊張します。そうすると、余計に身体に力が入ってしまって、どもり易くなるのです。では、リラックスした状態で話すためには、どのような呼吸法が良いのでしょうか。
腹式呼吸は、ヨガや瞑想などにも使われており、リラックスをするためには有効な呼吸法と言われています。ですから、日常的に意識して腹式呼吸をするように心がけると良いでしょう。ポイントは、背筋を伸ばしてゆっくりと鼻から息を吸って、その後、ゆっくりと口から息を吐き出すことです。このとき、お腹を出したり、凹ましたりすることを意識的におこないましょう。
腹式呼吸をおこなうには、ある程度の訓練(練習)が必要です。ですから、腹式呼吸になれていない方が、会話で意識的に腹式呼吸をおこなっても、どもりが軽減しない場合が少なからずあります。
まずは、自分の呼吸の癖を知り、その上で、腹式呼吸の訓練(練習)をおこなうと効果的です。
出典
直接に吃音を治す効果があるというわけではありませんが、
お腹を動かし横隔膜を上下させて呼吸することによって
リラックスした状態がもたらされ、過度の緊張から解放されます。
つまり、あがり症によるどもりは大幅に軽減されるのです。
1、背筋を伸ばして鼻からゆっくりと息を吸い込む
椅子などに座って落ち着いた姿勢で行うとやりやすい。
2、おへその下に空気をためていくイメージでお腹を膨らませる
息を吸い込みながら、この動作を行う。
3、口からゆっくりと息を吐き出していく
口を大きく開けて、「ハーッ」と息を吐き出す。
4、お腹をへこませながら、肺の中の空気をすべて吐き出す
口をすぼめながら「フッフッフッ」と息を吐いていき、
最後に「フー」と体の中から悪いものを出すように肺から空気を出しきる。
5、腹を出しながら、鼻からゆっくりと息を吸い込む
良いエネルギーを取り込むようにイメージしながら行う。
出典
それは、胸式呼吸です。
胸式呼吸で呼吸をしていると、交感神経を刺激しますので、その結果、身も心も緊張状態が続くことになります。
特に吃音症の方は、胸式呼吸をしている場合が多く、喋ろうとすると、どもりが出るので、それで緊張します。
そして、焦れば焦るほど胸式呼吸となってしまい、交感神経が高ぶった状態が続くことで吃音症がますます出るようになるんです。
つまり、胸式呼吸をすることで、悪循環になってしまいます。
出典
◆まとめ
腹式呼吸は、リラックスできる呼吸法と言われています。
やり方は、背筋を伸ばしてゆっくりと鼻から息を吸って、その後、ゆっくりと口から息を吐き出します。
このとき、お腹を出したり、へこましたりしてください。
やってはいけない呼吸は、胸式呼吸です。
胸式呼吸とは、肋骨を大きく広げて息を吸う呼吸法です。
ラジオ体操の深呼吸などが胸
胸式呼吸は、交感神経を刺激して緊張状態が続くので、吃音症の方はやめておきましょう。