吃音の障害者認定・障害者手帳の取得についての情報です。

 

 

 

 

吃音症は言語障害の一種ですので、日常生活に支障をきたすような吃音の症状で長期間継続している場合、障害者認定として障害者手帳を取得できます。

障害者手帳をとる場合は、最寄りの市町村役場で身体障害者(音声、言語)の診断書をもらい、吃音症で身障法別表に該当する医師(15条指定医)に診断書を書いてもらいます。

そして、その診断書を最寄りの市町村役場に提出して障害者手帳を申請します。

その際、印鑑や写真が必要になりますので、事前に役場に聞いておくとよいでしょう。申請の際、話すのが困難な場合は、筆談でも大丈夫ですので安心してください。

吃音症は身体障害者福祉法において、4級は言語機能が著しく障害を負っている状態、3級は言語機能を損失している状態で認定されます。

出典

吃音症 治療の基礎知識

 

 

 

吃音は言語障害の一分野の扱いとなります。そこで、障害者手帳を取得しようとする方も少なくありません。そのためには、症状が固定化し、長期継続して、日常生活に支障がある場合に障害者と認定されます。

◆身体者障害手帳を取得する方法

①市区町村役場で診断書を受け取る

居住する最寄りの市区町村役場で身体障害者の診断書(音声・言語)を受け取る。自治体によっては「保健センター」でも取り扱っている場合がありますので、事前に電話などで問い合わせるとよいでしょう。

この際、「15条指定医」のいる病院、クリニックを聞いておきましょう。

②医師に診断書を記入してもらう

身体障害者福祉法の15条指定医の医師に診断書を記入してもらいます。

この際、身障者別表に該当するという内容を医師に記入してもらいましょう。なお、初診日から6カ月以上経過していることが条件となりますので、ご注意ください。

③市町村役場で申請する

居住する最寄りの市区町村役場で、身体障害者手帳の申請をします。自治体によっては、「保健センター」でも受け付ける場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

申請の際、必要なのは、「診断書」「顔写真」「印鑑」です。予め、聞いておくと良いでしょう。

これで、身体障害者手帳の申請は終了です。

吃音症は、身体障害者なのか精神障害者なのか、手帳を申請する際にはとても重要になります。「身体障害者4級を取得できた」と紹介しているサイトもあり、この判断は簡単ではありません。予め自治体に問い合わせることをおすすめします。ただし、診断書は医師に記入してもらうことになりますから、病院またはクリニックで吃音症の治療を受けていることが前提となります。

また、税金面での優遇措置もありますが、吃音症を会社に隠している場合、確定申告をすることによって会社に「バレる」可能性も否定できません。つまり、障害者手帳を取得することによって受けるメリットとデメリットが存在するのです。このメリットとデメリットを勘案したうえで、手帳の申請をすることをおすすめします。

出典

吃音の治し方

 

 

◆まとめ

 

吃音症は言語障害の一種のため、日常生活に支障をきたすような状況が続いている場合は、障害者認定として障害者手帳を取得できます。

 

吃音症の障害者認定について、4級は言語機能が著しく障害を負っている状態、3級は言語機能を損失している状態で認定されます。

 

取得方法については、上記を参照してください。